兄妹の関係なんていうのは、いつまでも変わらないものだと思っていた。その夜までは。 隣室から漏れてきた妹のかすかなあえぎ声。 「…お兄ちゃん…」 おもわず息を止め、すました耳に聞こえてきたのは確かに、オレを呼ぶ声だった。 その夜をきっかけに、オレ達の関係は少しずつ変わっていく。