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作品ID: ITM0023366
鬼神祭
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概要
レーベル
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シリーズ
著者
出版社
ジャンル
一般商業BL作品 小説
キー
価格(税込)
735 円
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作品の説明
鬼神を祀るその島で、孤独に暮らす少年・薪は、転校してきた美しい少年・翔と心を通わせる。だが、「鬼を狩る美神」――寿零一郎を翔の母が呼び寄せたことで、二人の悲劇が始まった。鬼となる運命を一度は拒もうとした翔だったが、薪が零一郎に迫られたことを契機に、薪を生涯自分につなぎとめるため鬼となることを決意して……。零一郎と愛瀬のラブラブ満載の続編「RISK」も同時収録。

【抄録】

「薪、また船を見ているのかい」
声に振り向くと、クラスメートの小泉翔が学校から続く坂を登ってきた所だった。
「翔《しょう》君」
翔はニッコリと笑うと薪の隣に行き、小柄な彼の腰に手を回す。
やや吊りぎみの色素の薄い瞳の翔を薪は見詰めた。
溜め息が出るぐらい、綺麗な顔立ちである。
翔が今年の四月に転校してきた時、クラスの女子達は大変な騒ぎだった。女子どころか、男子まで大騒ぎである。上級生までもが、休み時間になると、翔を一目見ようと教室に押しかけてきたのだ。
翔は、島一番の富豪の小泉家の遠い親戚だという。東京の短大に通っていた一人娘のメグミが、学校を卒業して連れて帰ってきた時は、当主の隠し子だと噂が出て、大変な騒ぎになった。血液型を調べたら幸いにも違っていたので、無実だったと解ったらしいが。
女の子達が騒いでも、大人達に囲まれていても、常に翔は自分のスタンスを守っていた。
顔はニコニコと笑っていても、薪には彼が何時も周りに壁を作っているように思える。
話してみたいと思いながらも、島の人々から疎まれている自分が話しかければ、翔にも迷惑がかかると思い、薪にはそれが出なかった。
薪が出来たのは、翔をただじっと見詰めているだけ。
初めて翔が声をかけてきた日の事を薪は思い出していた。
「君、高屋君だっけ? 赤い糸って信じるかい?」
唐突に聞かれて、薪はきょとんとして翔を見返す。
周りのクラスメート達の視線が、語っている。何故『鬼の子』なんかに声をかけるのかと。
「俺、解らない・・・」
みんなの好奇の目に晒されて、薪は真っ赤になって俯いた。
「そう? 僕の糸は、君の小指に繋がっているように見えるんだけど」
翔はニッコリと笑いながら、小指を差し出す。
「俺と?」

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詳細
タイトル名
鬼神祭
出版社/レーベル
著者
シリーズ
ジャンル
商業BL作品 小説
動作条件
WinME Win2K WinXP WinVista KeyringPDF
キーワード
備考
全212ページ
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ファイル容量
2,130,686 byte [ ダウンロード時間 ]
登録日
2008年08月15日
価格(税込)
\ 735
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