新人刑務官の“ぼく”が研修直後に配属されたのは、拘置所の死刑囚舎房。そしてぼくは出会った。同い年、同じ大阪生まれの、かつての自分のヒーローに。彼は人間2人を殺した死刑囚になっていた――。 死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の今を描ききった衝撃の問題作!!