裏切り者として市民の怒号が飛び交う中、私刑ショーが続く!
「別に飲まなくても良い。無理強いはせんぞ。ただ、おまえが飲まねば、この女子供が死ぬだけだ」
「卑怯者……」
「国を売った裏切り者に、いわれたくはないな!」
そうでないと知っていつつ、ロキはそう大きく叫んだ。
「そうだっ!そうだぁぁぁっ!」
「どっちが卑怯者だぁぁ!」
「スヴィア。お前こそ、卑怯ものだっ!」
観衆達がロキに答え、怒号を上げる。
「くっ……」
もはやこれまでだった。
(耐えろ……スヴィア……ヴァルキリーとして)
どんな屈辱も試練だ。そう思うことにした。
そして、押しつけられる柄杓の縁に唇をあてがい、口を開いた。
「おごぉ……おおおっ!!」
柄杓が傾けられると、どっと精液が口に流れ込んでくる。巨人、瞑府、人間、神族、この世界のあらゆるオスの精子がミックされた白濁。
その強烈な苦みに感覚が麻痺しそうだった。巨人達のゴマ粒ほどの精子達がビチビチはね回る感触が口いっぱいに広がる。 |