戦女神2 〜失われし記憶への鎮魂歌〜

■セリカ・シルフィル

本編の主人公。
古き女神アストライアの肉体を持ち、類稀なる剣技を習得している美しい青年。
「神殺し」の神格を有するが故の不老戦士でもある。
レウィニア神権国の象徴である水の巫女とは同盟関係にある。
不思議な鈴の音を聞いた朝、彼女から魔神封鎖地の調査依頼を受け旅立つことになる。
女神の肉体を完全には支配しきれず、状況によっては自身の身体が女性特有の丸みを帯びてしまうこともある。

「何の為に生きるのか。俺はそれが知りたい……。」

■エクリア・フェミリンス

四使徒の一人で、最も長くセリカと共にいる美女。
魔術にも造詣が深く、メイド四人の中では最も強い魔力を有している。
セリカとの相性が良いこともあり、セリカと心で会話を交わすことが可能。
現在は、まだ使徒になって間もないシュリやサリアにメイドとしての仕事や治癒系魔術を教えたりと、所帯が増えた館内のメイド長的な立場を担っている。

「私はセリカ様の味方です。貴方が戦いの道を進まれる限り……。」

■マリーニャ・クルップ

セリカの第二使徒兼メイド。
エクリアと対照的にお節介やきでハッキリ物事を言い、ややせっかちなところがある。
元盗賊だったので、宝やお金に心を奪われることもしばしば。
使徒としての能力は平凡だが、行動的な性格から館内の雰囲気の盛り上げ役に自然と収まっており、家事全般を積極的に且つ優秀にこなす。

「私はお宝は好きですけど、御主人様の事は愛しているんですよ。」

■シュリ・レイツェン

セリカの第三使徒兼メイドで、前作において唯一レルン地方へ同行を許されたメイド。
エクリアには及ばないものの、セリカの魔力を効率よく引き継いだ為、魔法使いとしても優秀である。
出会いの時は小さな子供の頃で、バリアレス北東部イスト村にて戦災孤児となった所をセリカに身請けされ、現在では夜伽(よとぎ)も立派にこなすほどに成長した。
メイドたちは、神格位の主人を畏怖するよりも特別な思いを寄せている傾向があり、シュリのその想いは使徒の中で最も強い。

「御主人様が笑っていただけたら、私はそれだけで幸せです。」

■サリア・レイツェン

セリカの第四使徒兼メイドで、前作にてミルフェの街で行商人グロックから購入した奴隷の娘。
その過去から、他人に必要とされない事に対して非常に敏感になっており、失敗ばかりで周りに迷惑をかけてしまっていることを理解してはいるが、現在でもこのままでは捨てられてしまうのでは、と内心思いつめることもある。
王都に帰ったときにシュリと同じ姓を受け継ぎ、世間的に妹となった。

「うー……。サリアも頑張ります。だから捨てないでください……。」