常盤村に住む上代蒼司は、画家の白河律の美術講座に絵の勉強のため通っていた。
律は天才的な画家だったが、女性の○体をモデルに絵を書くという猟奇性から村人から忌み嫌われていた。律にはさやかという一人娘がいた。さやかは蒼司の通う学校の先輩でもあった。二人は愛し合っていた。
さやかは父親譲りの天才的な絵の感性を持ち合わせていたが、何故か父親を憎んでいた。また、律もさやかには冷たかった。
そんな時、蒼司を慕う後輩の若林美絵が、村で広まっている律の噂を打ち明ける。律が自分の芸術のためにモデルを殺しているというのだ。だが、蒼司はとても信じられなかった。
やがて、蒼司とさやかは結ばれる。その時、蒼司はさやかの絵を描こうと決心する。だが、完成したさやかの絵を見た律が、突如自分もさやかの絵を描きたいと言い始める。
そして、偶然律の絵を見る機会を得た蒼司は愕然となる。それはなんとさやかの母親の○体の絵だった。さやかは、律が母親を殺して描いたと言うのである。
そんなころ、病院で美絵は、偶然律が劇薬を手に入れている所を見てしまう。大急ぎで蒼司に報せる美絵。驚いた蒼司はさやかの元へ走った・・・。
【スタッフ】
監督:菊池康仁
脚本:山田光洋
キャラクターデザイン ・作画監督:大田和寛