ここは魔女や妖精や奇妙な生き物達が共存する魔法の世界、アンゴルノア―――
と、言っても我々が住む世界とそんなに違いがあるわけではなく、○○達はちゃんと学校に行っているし、大人達だって日曜日と盆と正月以外は勤労にいそしんでいたりする。その上、魔法を使える人も一部の人間だけだったりするし、“ふぁんたじ〜”な生き物達も今や、絶滅の危機だったりする世界。
そして、徐々に“本当の魔法”が忘れ去られつつある世界──
そんな魔法界アンゴルノアでの憧れの職業ナンバー1はプロの“魔女っ娘”と“使い魔”!
魔法の力で、人々を助けてくれる魔女っ娘やその使い魔達は魔法を使えない多くの人達にとって、憧れの的だった。
当然、この世界にはそんな人々の憧れを実現してくれる学校だってある。私立聖泉エンゲル魔法学院。プロの魔女っ娘、使い魔を養成するための専門学校である。
──と、そこに1人(?)の転入生がやってくる。彼の名前はハタヤマ・ヨシノリ。人間ではない。
見てくれはただのぬいぐるみにしか見えない、自称ただの転校生。
そんなハタヤマくんはプロの使い魔なる気などさらさらなく、“人間になる魔法”を使いこなせるようになるのが目的。
……でも、その理由は人間の女のコとエッチしたいからだったりする。
最低なほどに欲望丸出しなハタヤマくん。そして、そんな彼があらゆる生き物に変身できる禁断の闇魔法“メタモル魔法”と出会ったとき……。
欲望を実行に移すのに、さして時間はかからなかった。なんせ、この魔法を使えば、“触手”や“スライム”、“マシーン生物”にさえ変身可能なのだから!
でも、人間になるためには本当の魔法“愛”が必要だったりするんだけど
……大丈夫なのかな?
しかも謎の秘密結社“闇魔法学会”まで現れて、もうハチャメチャ!
いったいどうなることやら……
“メタモルファンタジー”それは、魔女っ娘とぬいぐるみと変身と魔法とハチャメチャと……
そして、愛の物語……なのか?