クラスの大半が犠牲になった悪夢の様な王様ゲームから1ヶ月、やっと復学した6人は転校先の新しいクラスへ副委員長の“雪路美月”に案内される。だが彼らを迎えるクラスの反応はあまりいいものではなかった。そこにクラス全員32名へ、次のようなメールが一斉に送られてきたのだった。
*−−−−−−−−−−−−−−−−−−
送信者:王様
件名 :王様ゲーム
本文 :
これはあなたのクラス全員で行ってもらう
王様ゲームです。このHR時間で、王様の
命令は絶対です。途中棄権は認められませ
ん。命令にそむいた者には罰が与えられま
す。それでは始めます。
−−END−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
あまりの衝撃に失神する6人。気を取り直した6人は26人のクラスメイト達に王様ゲームの危険性を説明するが、信じがたいその内容に大半のクラスメイト達は6人との距離を開けようとするのだった。
しかし、始められてしまった王様ゲームを途中棄権するのも気持ち悪いため、クラスメイト達は6人に押し切られる形で実行していく。だが、半信半疑の中進む王様ゲームに、不信感を持った一人が実行を拒否する。
……ついに、一人目の犠牲者が出てしまうのだった。