死に際の母に、自分の父が、ある砂漠の町で『バットラの旦那様』と呼ばれる権力者“ダンダ・バットラ”であることを告げられた主人公は、彼に会うためにその町を訪れた。
ダンダに会い、自分の息子であることを認められた主人公は、彼の屋敷の一部屋に住むこととなる。
義理の妹となる生意気な“シャストラ”と純真な“シャクナ”。
そしてダンダの若く、美しい妻“ヴィマーナ”。
おっちょこちょいなメイドの“ナムチ”。
ダンダを取り巻く美しい彼女達からの歓迎(?)を受け、豪勢な館での新しい生活が始まる。
だが、彼に割り当てられた部屋は、使用人が使う粗末な部屋。
父の真意を確かめようと、ダンダの部屋へと訪れようとした主人公は、巨大な鳥籠の前で悩ましげな──そして、例えようもないほど美しい声を耳にする。
程なくして鳥籠から現れた父ダンダは、主人公にその声の主を紹介する。
彼女の名は“マーリシャ”。
巨大な鳥籠に囚われ、父ダンダが“最も大切な宝物”と呼び、夜な夜な父の淫○を受けているのが、彼女だった。
そして、主人公は父ダンダから、少女の世話をするよう命じられる。
食事の世話、散歩、そして入浴の面倒を見るようになるが、ダンダとの情事の時以外には、全く声を発しようとしない彼女に、主人公は疑問を覚える。
何故、声を発さないのか。
どうして、鳥籠に囚われているのか。
そもそも、彼女は何者なのか──?
屋敷に住む女性達との交流を深めるうちに、マーリシャに秘められた謎を少しずつ解き明かし──
そして、館は宴を迎える──