淫乱浴場記 第七話＋第八話

恥辱に溺れ堕ちていく男の軌跡！ 淫らな湯煙に包まれて、恥ずかしさと快感の狭間で悶えながら、男は性奴○と化していく…。

月刊ゲイ雑誌・G-menにて好評連載された人気シリーズ！ 社員旅行で訪れた保養地で、勤め先の社長に犯される第七話と、その社長に工務店の社長室で責め嬲られる第八話をセットで配信！

下町の工務店に勤める二十代の主人公・健太と、その兄貴分の厳つい三十代・大介。健太にとって、忙しい仕事に追われる日々の楽しみのひとつが、温泉巡りであった。しかし、同行する大介の好色な魔手と、大胆な露出嗜好に、身悶えさせられる事もしばしばで…。

◎第七話

勤務先の社員旅行で、伊豆半島の温泉地を訪れた健太と大介。同行したのはノンケの同僚数人と、五十歳になる巨漢の社長であった。その夜、就寝前に風呂に入ろうと社長に誘われ、健太と大介は大浴場に向かう。
社長の背中を流すよう大介は健太に命じ、社長もお返しにと健太の体を洗い始める。その最中、社長は健太の体に関心を持つのだが…。

「おや？ 君の乳首はどうしてそんなに大きいんだ？」「毛がないじゃないか！ しかもそのリングはなんの真似なんだ？」「なんてことだ。こんなみっともない姿を見られても勃起するなんて」

大介は、独身で女遊びの盛んな社長に、「こいつの穴は女よりも感じさせてくれるはずですよ」とけしかけ、社長は健太の敏感な肉体を貪り始めて…。

『久しく誰にも触れてもらえなかった俺の体は、他人の肌の温もりに飢え切っている。社長の手が脇腹や腋の下を撫で回す度に、恋焦がれていたその温もりが渇いた肉に染み入った。俺はあまりの気持ち良さにいつの間にか警戒心を解いてしまった。
「おや？ 君の乳首はどうしてそんなに大きいんだ？」
正面の鏡の中に俺の上半身がある。盛り上がった胸板の先で息づいている乳首がはっきりと映っている。肩越しに鏡を覗き込んだ社長は不思議そうな顔をした。
「それに色が妙にどす黒いな。以前からそうなのかい？」
「これは、その…」
兄貴の指と唇で乱暴に愛撫され続けてきた二つの突起物は、誰の目にも奇怪に映るほど変色している。正面切ってそれを指摘された俺は返す言葉もなく黙り込んだ。
「ほう、どれどれ。どんな感触なんだ」
興味深げに呟いた社長は、腋の下に潜り込んでいた両手を胸へ滑らせて、後から抱きしめる格好で両乳首を同時に摘んだ。』（本文より）

◎第八話

前話の社員旅行の際、「健太君を時々貸してくれないか？」という、好色な社長からの相談に応えた大介。そして反論や抵抗の術を持たない健太は、ある日、社長室に呼び出される。「私の玩具になったことを、まさか忘れたわけじゃないだろう？」健太はその体を社長の淫らな遊びに捧げるのだった。

「昨夜も大介君に抱かれたのか？」大介と健太の主従関係を知る社長は、二人の性の痕跡を興味本位で見つけようと、健太の無毛の股間、尻穴を丹念に調べ始める。恥辱に身悶える健太であったが、興奮は昂るばかりで、社長の逸物で突かれたいと懇願するのだが…。

『「ほほう。相変わらずノーパンで仕事をしているのか。それに大事なところがツルツルだ。大介君の教育が行き届いているようだな」
「そ、そんなに見ないでください」
浮気防止という名目で陰毛を剃られた日から、二度と股間に黒い茂みを作ることは許されていない。一ミリでも伸びているところを発見されれば容赦ない折檻（せっかん）が待っているだけだ。うっかり手入れを忘れていたために、近所の銭湯へ無理矢理連れて行かれ、洗い場で四つん這いになった尻を腫れ上がるほど殴打された上に、数人の客が注目する中で伸びかけていた陰毛を全て剃られてしまったのはわずか三日前のことだ。
「恥ずかしいです、見ないで…」
幼いガキのような股間に好色な視線が突き刺さっている。俺は初心な生娘に変貌してか細い声を出した。
「いいじゃないか。二十歳半ばのパイパン男もなかなか色っぽい。素っ裸になってもっと良く見せてみなさい」
「うう、くぅぅ」』（本文より）