里佳子の次のターゲットは、一流商社マンだった。満員電車で、例によって里佳子がその男に接近し体を摺り寄せていく。僕は里佳子と男の間に割り込んでそれを阻止した。次は里佳子をその気にさせる手筈だった。だが、その時女将こと天道寺飛鳥がすぐ傍の座席に腰掛けていた。神様は危険を察知したが手遅れだった。里佳子の尻をまさぐる僕の右腕は天道寺に捻り上げられ、天道寺が叫んだ「痴○よ〜!」あっという間に腕に手錠をかけられ、僕は車外に連れ出された。勿論、その警察官も彼女達の仲間であった。神様は天道寺飛鳥の痴○対決に備えて、自らの手腕を磨くため、僕の見ている前で、次々と痴○行為を繰り返す。神様がその指先から発する念は、女たちの性欲を刺激し、興奮の坩堝へと導いていく。女子校生、主婦、果てはお婆さんまでイカせるほどの凄腕に僕は舌を巻いた。そこにスパイの渚絵里から情報がもたらされた。天道寺は以前、痴○をされてから心に闇を抱えているというのだ。あらゆる男から触られることを拒絶する彼女を落とすのは、神様でも不可能に思われた。神様は、師匠から譲り受けた痴○日記を無心に読み始めた。
【スタッフ】
■原作:バニラ
■監督・演出:水田 友
■絵コンテ・キャラデザイン:INO
■作画監督:佐藤裕司
■美術監督:せいほう堂
■色彩設計:黒 猫
■音楽:Yoshi
■アニメプロデューサー:丸尾未弥
■アニメーション制作:Y.O.U.C
【キャスト】
■根本一男:赤尾太郎
■坂井勇次:島屋 弘
■弟子 A:澄川紀郎
■天道寺飛鳥:谷川比呂子
■平野美由紀:実河春江
■中津紀子:唐沢俊子
■渚 絵里:墨田雪子