今までエロゲは日々の食事で例えるなら、タイ料理とかインド料理と言った具合に、たまは変わったものを堪能しようという趣で遊ぶ程度のもので、話が長いとエロシーンを求めて早送りの連続で、ろくに内容も理解せずに適当に終わらせていました。
しかし、この作品をやってみると、エロゲに初めて感情移入してしまいました。純愛です。沙耶と一緒にいられるなら世界を敵に回しても構わない、と。クリアして数日後の今となっては、そう思っていたことが恥ずかしとおもう人並みの感情を取り戻しつつあります。
最初は沙耶は何かしら裏の意図を持っているのかと思いましたがそうではなく、話の筋に違和感なく純愛を貫けるしっかりとした話の構成となっていました。ですから、感情移入もしやすいのでしょう。グロに純愛ですか、ストーリー中にも出てくる手塚治虫の火の鳥のロボットに恋した若者の話を懐かしく思い出しました。
グロも、バイオハザードとかが大丈夫な方でしたら、それほどグロく感じないと思います。一方で、エロシーンが少ないので実用性は少ないです。
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