卒業式の日、拓人を迎えに来たのは初めて会う姉妹だった。
父からそんな知り合いがいるとは聞いていたが、拓人は言葉すら交わしたことはなかった。
姉妹は拓人の事情をよく知っており、住むところがないならうちに来て欲しいと拓人を誘う。
なぜ自分を、と聞く拓人に、あなたの父親に面倒を見てもらった事のお礼をしたいのだと告げる二人。
突然の誘いに困惑しながらも、住む家さえ見つかっていない拓人は
『しばらくの間だけでも』と押し切られ、二人の家に世話になることにした。
二人は自分のことを歓迎してくれたが、人付き合いの苦手な拓人はどうしても距離を置いてしまう。
早めにアルバイトと住む場所を探そうと心に決める拓人。
しかし姉妹の家にたどり着いたその夜、強引に押し切られ、拓人は結菜と一緒に添い寝をすることに。
仕方がないと諦めて寝ようとする拓人の前で、甘い吐息が聞こえ始める。
それが結菜の自慰の声だと気付いてしまった拓人は、自分を抑えることが出来なかった。
その行為はあっさりとバレ、説教を始めようとした小枝子に、どうしても拓人の○○が欲しいとごねる結菜。
自分たちを助けてくれたあの人と家族になりたいのだと言う。
いつもは素直な結菜が頑なに拓人の○○を求め、譲らなかった。
「わかりました……じゃあ私が作ります!」と小枝子。
「いやっ!私が!」「結菜ちゃんには早いでしょ!」と拓人の意志を聞かずに訳の分からない喧嘩を始める二人。
いつの間にか手に負えない自体になっていて呆然とする拓人に
「じゃあ、拓人君に選んでもらいましょう」と二人の手が伸びた──。