風子には、彼が世界の中心かと思うほど夢中で愛した、渚という恋人がいた。 しかしその渚が自分以外の女性――しかも友人の一華と、キスしているところを見てしまう。風子はその場を逃げ出し、そのまま渚のもとを去った。 それから10年後。社会人になった風子は、派遣先の会社で渚と再会する。 ……お互いに付き合っている相手がいる状態で。 ※分冊版10〜12巻を収録