それは突然の凶報だった。
いつものように学校で授業を受けていた静琉に、父親が倒れたという連絡が届いた。
重体だと聞き、あわてて学校を飛び出す静琉。
しかし、学校を出た瞬間、複数の男たちに取り囲まれて静琉を父親殺害未遂の容疑者として連行すると言い出した。
そんなことは知らないと反論するが、男たちは強引に静琉を車へ連れ込む。
口元に布をあてがわれたかと思うと、急激に視界が暗くなり、ついには意識を失ってしまった。
目を覚ますと、そこは見覚えのない部屋だった。
窓ひとつない殺風景な部屋。
事態を把握出来ずにいる静琉の前に、一人の女性が現れる。
その女性は自らを副所長と名乗り、この場所を刑務所だと告げた。
そして更に驚くべき事が告げられる。
静琉の父親殺害未遂の罪が確定したと言うのだ。
身に覚えのない罪。
そんな事をするはずがない……。
しかし、その訴えは誰にも届かなかった。
そして静琉には刑罰が科せられる事に。
その刑罰とは、他の囚人たちの世話をする事だった。
凶悪犯罪を○した罪人たちが集められているというこの刑務所は、九分九厘男たちしかいないという。
飢えた獣のような男たちの中に放り込まれ、抵抗もままならず激しく○○される静琉。
そうして、果てしない○○地獄が始まった。
そんな中でお互いを支え合いながら、静琉たちは脱出計画を練りはじめる。
果たして彼女たちはこの地獄から抜け出す事ができるのか。
それとも、ただ堕ちていく事しか出来ないのか……。