メモに書いてあったまま妹の部屋のドアを開けたとき、俺はいろんな理由がないまぜになった目眩を禁じ得ずその場に立ち尽くしてしまった。ベッドの上に、最高にわかりやすいゴキゲンさでぺたんと座り込んでいる、小さな生きものそれが『佳奈』だ。20の記念に処女をもらって欲しいと言う佳奈を俺は……。