キスより甘くて深いもの

●賀茂由喜（主人公）

ゲームの主人公。とある学園に通う女の子。
とても明るい性格で誰ともすぐに打ち解けあい、いつもクラスで輪の中心にいる。
表裏がない性格で、嘘を言ってもすぐにバレてしまう。多少マヌケなところあり。人に頼み事をされると嫌と言えないお人好し。
友人、家族、誰とでもキスをしたがる『キス魔』であり、ある意味クラスの中で恐れられている。
現在、両親が離婚しているため、父親と妹の三人で暮らしている。由喜には兄がいるものの、離婚した母親と暮らしているため、普段会うことは出来ない。

●賀茂紫眞（妹）

主人公の妹。主人公と父親の三人暮らし。
姉とは正反対の性格で、大人しく引っ込み思案。友達もそれほど多くはない。
臆病者で、寂しがり屋で甘えん坊。両親が離婚して以来、父と姉にべったりの性格になった。時たま酷い我が儘を言い、姉や父親を困らせる。
ある日、父親と姉が性行為に及んでいる場面を偶然見かけてしまい、その日以来、性行為に強い興味と関心を持つに至る。

●賀茂幸信（父親）

主人公の父親。仕事は市場で競りを仕切る仲買人。
主人公が小学生の頃に妻と離婚。それ以来、男手一つで、二人の娘を育てている。
体格はがっしりとして大柄。性格は豪快であり、優しく気さくな面も持つ。
離婚して以来、娘を思い再婚を控えていたが、ある日のこと、ビデオを見ながら自慰行為にふけっているところを娘の由喜に見られてしまう。予想外の出来事に狼狽していると『お父さん、あたしが相手をしてあげる』と娘が言い、服を脱いで迫ってきた。いけないと思いつつも娘の誘惑に負け、そのまま関係を持ち今に至る。

●弓削美智子（母親）

主人公の母親。由喜が小学生の頃に夫と離婚。長男と二人でマンションに住む。
職業は学校の教師をしていたが、数年前に退職。現在は知人と共に会社を興し、多忙な日々を過ごしている。
自分の考えに強い自信を持ち、男女同権が口癖。カリスマ性が高く、仕事では部下から絶対的な信頼を勝ち得ているものの、家庭ではその性格が災いし結婚生活は破局した。

●弓削康雄（兄）

主人公の兄。現在は母親と二人で暮らしている。母親の離婚に伴い名字が変わっている。
体格が良く背も高い。以前はサッカー部に所属していたものの、膝を痛めて現在は退部状態。
性格は優しく友人も多いが、母親が高圧的なために、自分の意見を口に出せず、心の中では鬱屈した思いを常に抱えている。
数ヶ月前、お酒に泥酔した母親より、自分が浮気により出来た子であることを知り、強いショックを受ける。
母親の影響により、女性に対して強い不信感を持っている。ただし、自分の妹である、由喜(主人公)のみは例外であり、いつも妹の事を思い出しては、会いたいと思っている。

●河川千絵（主人公の友人）

主人公の友人であり、同じクラスメイトあり、放課後は良く一緒に遊びに出かける。
体格はごく平均的な女の子。性格は明るく誰とでも気さくに話す。友人から相談事を受けることも多く、人望もある。