●Vol.1【義母&義妹】編
義妹の結菜をかばって全治3ヶ月の交通事故に遭ってしまった相馬誠人。病室に義母の菜月が結菜とともにお見舞いにやってくる。
「誠人さん、結菜のせいでごめんなさいね」
「結菜が無事でよかったですよ。でないと助けに飛び出した俺がバカみたいですし」
「そんなことないよぅ…おにいちゃん、ごめんね」
「あのな、それを言うなら『ごめんなさい』より、『ありがとう』の方が嬉しいぞ」
「そ、そうだよね。おにいちゃん、ありがとう」
結菜がお見舞いの品に持ってきたのは、見知らぬセールスマンから貰ったという奇妙なテレビゲーム『SOUKAN-YUGI』。『優勝した者が誰かに一つ命令できる』というルールのもと、親子3人で遊ぶことにしたのだが……。
●Vol.2【実姉&先輩】編
誠人を母親代わりに育ててきた姉の美咲がお見舞いにやってくる。
「誠人ったら何をやってるの!怪我人なら怪我人らしく静かに寝てなさいっ!」
「あっ、姉ちゃん。お見舞いに来てくれたんだ?」
「弟クン、ひさしぶりっ!足を骨折したって聞いたけど元気そうじゃん」
「あれれ?陽菜先輩まで…どうしてここに?」
春日部陽菜は美咲の学生時代からの親友。何かと頭の上がらない先輩でもある。
「いやぁ、私もここに入院しててさ。廊下でばったりミサと会ってね、暇だからお見舞いに来てあげたの」
陽菜が枕元に置いてあった『SOUKAN-YUGI』を見つける。そして遊ぶことを強引に決めてしまう……。
●Vol.3【叔母&幼馴染】編
密かに誠人のことを想いつつも、家庭の事情で遠くに引っ越してしまった幼馴染の白幡さくら。ところが偶然、病院で看護学校の研修を受けている最中のさくらと再会する。
「えっ?うそっ!本当にさくらちゃん?うわぁ、懐かしいな…!」
「マコトちゃん、なかなか気が付いてくれないから忘れちゃったのかと思ってた」
「だって、すっかり大人っぽくなってるんだもん。気付くわけないよ!」
「あら、誠人くん。白幡さんとは知り合いなの?」
「マコトちゃんには…幼稚園のころ、よくいじめっ子から助けてもらったんです」
叔母で看護婦長として働いている成瀬愛も混ぜて、昔話に花が咲く。そんな時、ふとした弾みで『SOUKAN-YUGI』の電源スイッチが入ってしまい……。
●Vol.4【先輩&幼馴染】編
Vol.4のヒロインは、Vol.2に登場する陽菜とVol.3に登場するさくらの2人。
○○遊戯2“番外編”と?言えるストーリーはプレイしてのお楽しみ!