私立白桃学園に転校してきた主人公“太一”と妹の“なずな”。太一は転校初日から、重度のブラコンであるなずなの猛烈ラブコールが原因で「妹に手を出した腐れ外道」という噂を広められてしまう。
そんな太一の元に『江戸風俗研究会』会長と名乗る謎の美少女――“結里”が現れる。
「あなたのような変態の中の変態は、私が主宰するサークルの強力な核弾頭になれるだろう」
『江戸風俗研究会』は「古今東西の“性”を追求していく中で人類の革新を目指す」などという電波なスローガンを掲げているサークルだった。が、居場所を失っていた太一はなし崩し的に結里の勧誘に乗って、遂には入部を決意してしまう。
同サークルには結里の他、エッチ大好きな巨乳のお姉さんの“紗希”、完全天然萌えっ子の“鈴果”といずれもくせもの揃いのメンバーが在籍していた。これにお目付役として生徒会から送り込まれた“和葉”、覗きの濡れ衣をきせられた“翔太”、病弱薄幸保健室が友達の“流花”を加えて、はちゃめちゃな活動を行っていくことになる。
ある日の放課後、部室に二人きりで残っていた太一と結里は、突然出現した桃色の怪しい霧に包まれ○○的に発情させられてしまう。我慢も限界を迎え、二人は本能の赴くがまま――獣のようにお互いを貪り合ってしまう。
翌朝、老いも若きもみんながみんな微妙な表情をしている。「昨夜、自分の身に起きたことがもしや全員に……」と疑った結里は、サークルのメンバーに誘導尋問を仕掛ける。すると、メンバー全員が同時間帯に自慰行為を行っていたことが判明した。
「正式な名称が決まるまでは……そうだな、エロミストとでも呼ぼうか」
危機感を抱いた結里は、サークルメンバーを率いて謎の霧――エロミストの調査に乗り出すことにした。が、発生源の手がかりは全く掴めないまま、時だけが刻々と過ぎていき、やがて学園祭も終わった――その翌日。
太一は登校するなり、クラスメイトに声をかけるが――みんながみんな赤の他人を見るような目つきで太一を見てくる。やがて太一はすべての人間たちから「以前から存在しなかった人」、記憶が積み重ならない存在として扱われることになる。
何故、こんなことが起きてしまったのか?
それともエロミストという非常識な霧が発生した時点で、この世界は壊れ始めていたのか?
太一はかけがえのない人との絆を守るために、記憶が失われるエ因を探っていくことになる!