■Piaキャロットへようこそ!!
木ノ下 祐介(主人公)は、父親である泰夫と一つの賭けをしていた。
それは期末試験で赤点がなかったら夏休みに悪友の江口 大介と行くナンパ旅行の費用を全額負担して貰える、そうでなければ父親の営むファミレス店「Piaキャロット」で夏休みの間、ずっとバイトをし続ける、というものだった。
結果、祐介は赤点を取ってしまい、旅行はとん挫し、人生の中で最も貴重な時間をバイト漬けになってしまった。
敗北感に打ちひしがれる祐介だったが、そんな不幸を吹き飛ばすような、とびきりの出会いが待っていた。
それは祐介の熱い夏の始まりだった……。
■Piaキャロットへようこそ!! 2
前田 耕治(主人公)は、親友の矢野 真士からファミリーレストラン「Piaキャロット」二号店でのバイト募集に誘われ、駅前で待ち合わせをしていた。
すると、一人の女のコとぶつかってしまい、あやまって彼女の胸を触ってしまった。
さらには彼女の付けていたロケットを馬鹿にしてしまったため、初対面なのにも関わらず、口喧嘩してしまうのだった。
最悪の気分のまま、面接会場となる「Piaキャロット」へと向かうが、そこで口喧嘩した女のコと再会し、あまつさえ一緒に働くことになって……。
■Piaキャロットへようこそ!! 3
「Piaキャロット」本店でバイトする受験生の神無月 明彦。
学生最後の夏休み直前の七月、明彦はオーナーから八月に新規オープンする四号店のヘルプを要請される。
期間は一ヶ月だったが、本店には想いを寄せる女のコ、高井さやかと離れたくなかった。
しかし、そのことを彼女に相談してみるが、引き留められることはなかった。
失意をながら明彦の四号店での始まった。
四号店には各店舗からの経験者が集まっており、明彦も本店の代表として頑張ろうと……。