宇宙人はいる。そんなことは常識の社会。
なぜなら、昔々、地球はいろいろな異星人によって荒らされた歴史があるからだ。
このままだと地球が滅んでしまうというところで、保守派の異星人たちの働きで地球はこのままの文明レベルで“保存”されることになった。
さて、保存するからには外敵の侵略から身を守る手段が必要となる。
そこで異星人たちが人類に播いたのが“特殊能力”。
『十二星座』と呼ばれる人々は戦闘能力や他の様々な能力があり、彼らによってこの地球の平和は守られていた。
――こんな地球規模の話に比べて、ちっぽけな存在……普通の学生である主人公“橘大地”は、五年前の火災事故の傷も癒えて、実に平凡で楽しい日々を過ごしていた。
そんな彼の前に現れた十二星座、“獅子座・狩野”と“水瓶座・北斗”。
彼らから次期十二星座の選別試験の“協力者”に指名されてしまう大地。
そして、そんな彼と共に試験を受けるため、学園へと転校してくる三人の次期十二星座候補の少女達。
そこには、もう二度と出会えなくなったはずの幼馴染“空”の姿があった――。
世界の守護者を決定する超重要な試験に巻き込まれた大地。
はたして、どんな事件が巻き起こるやら……。