ある日、転入生の二人の少女を受け持つことになった女子校教師の主人公。
明るくて人見知りしない“高井静歌”、大人しくてスタイルの良い“若生皐月”。
二人とも雑誌でファッションモデルをやっているらしい。
特に静歌は有名なモデルで、クラスに溶け込み瞬く間に人気者に。
可愛くて無邪気な静歌に人懐こく胸を押し付けられたりして、主人公は思わず教師にあるまじき妄想に浸る……。
だがこの後、教頭に命令され、この2人の付き人として面倒を見る事になってしまってから状況は一変!
――「このブサイクが付き人って冗談でしょ!? ほんっとサイテー!」
愛想の良かった静歌は手のひら返したように悪態をつく。
そう、見るからに性格の悪そうな今の姿こそ静歌の本性だったのだ。
付き人になった途端、静歌にアゴで使われるようになって、ストレスを溜める主人公。
しかし、そんな静歌の口から、思わぬ言葉が飛び出した。
――「あ〜あ、あんたに尻尾振って損したわ。そうだ、静歌に胸押し付けられてチ○ポ勃っちゃったでしょ? いいわよヌいてあげる。ね? 皐月?」
小さく頷いた皐月を置いて、静歌はさっさと教室へ戻ってしまった。
廊下に取り残された主人公と皐月。
そして皐月は呟く。
――「先生、どこか……誰も来ないような場所はありませんか……?」
続きを読む