とある田舎町。
「鉢ヶ谷学園」に通う女の子“小鳥遊双葉”は頭脳は明晰、スポーツも万能。
性格も明るくハキハキしていて男女を問わず学園の人気者。
それに対して、主人公“葵ミチル”は何をやっても平凡、よりちょっと下。
いつもヘラヘラして、双葉の周囲をうろちょろしている男の子。
そんな二人は、実は生まれる前から定められた許嫁の関係だった。
この町で圧倒的な権威を持つ「菅凪神社」のしきたりで、宮司の一族である二人は、結婚して神社を護っていかなければならないのだ。
双葉にしてみれば、うざったいことこの上ない。
親や先祖から勝手に決められたこの運命を呪い、ことあるごとにミチルには辛く厳しく当たってきた。
そんな日々を送るある日。
ひょんなことから転校生の美少女“烏丸ヒナコ”と知り合ったミチルを見て、大激怒の“双葉”。
だが、直後に双葉は階段から転げ落ちそうに!?
とっさに彼女をかばったミチルは両手に怪我をしてしまう。
「しょうがないわね!」と面倒を見る双葉だったが、これがきっかけで二人の仲は急接近。
遂に幼馴染という一線を越えてしまう。
しかしこれで一件落着とはいくわけがない。
先日出合ったミステリアスな転校生・烏丸ヒナコ、気さくな保険医・“湯島千鳥”らを交え、学校や町、自宅で繰り広げられるハチャメチャでエッチな騒動の数々。
そんな中でツンデレだと思っていた双葉に、実はヤンデレ属性があることが判明。
果たして魔のトライアングルに巻き込まれたミチルは無事生き延びることができるのか?