2度も大学受験に失敗し、3度目の入試を控えた主人公“緒川孝志(おがわたかし)”は、何の指標もないまま適当に浪人生活を送っていた。
しかしある日、叔母の“椿(つばき)”さんから下宿の誘いを受ける事になる。
「よろしければ、受験までの間、お世話させて頂けませんか」
追い込みで勉強するにはちょうどいいと、孝志はその申し出を受け、受験までの間を叔母の家で過ごす事になった。
下宿する事になる家は新聞販売店を経営しており、そこで孝志は思いがけない再会を果たす。
この販売店に新聞奨学生として、住み込みで働いている年下の幼馴染の“雪乃(ゆきの)”、
実の妹のような存在で、病弱なために入院したきりの従妹“悠依(ゆい)”、
悠依の親友で、販売店でアルバイトをしている“茜(あかね)”、
母と死別し、この家に引き取られた椿の姪っ子“歩美(あゆみ)”。
かつて慕い合っていた従妹や幼馴染と再会し、家族の様な振る舞いを受ける孝志。
ドタバタとしながらも穏やかな生活を送るのだが、孝志はふとした事をきっかけに販売店の淫靡(いんび)な闇の部分を知ってしまう。
彼女達に危険が迫っている事を知り、何とか助けようと焦る孝志だが、それぞれの思いを胸に秘めた少女達は、自分が過酷な状況に置かれても口をつぐみ、あるいは孝志を遠ざけようとする。
そんな少女達と共に思い悩む孝志は、迫り来る闇の手を払う事ができるのだろうか。
あるいは、闇に呑み込まれてしまうのだろうか――。
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