某市のとあるマンション――
そこで一人暮らしをする大学生の主人公は、溜息をつきながらベッドに横たわっていた。
一流大学。
整った容貌。
そして、卒業後は一族が経営する大手企業に入社が決まっている。
正に順風満帆な人生。
しかし、唯一欠けているものがあった。
それこそが、金髪○○巨乳の婚約者だった。
少年の頃、両親の仕事の都合で海外に住んでいた折、そこで知り合った女のコと両思いになった彼は、別れる間際に結婚する約束を交わしたのだ。
とはいえ、それは○○の口約束でしかない。
何よりその子がどこの国に住み、成長した今となっては○○巨乳であるはずなどない。
いっそのこと、海外にでも行こうか……そう考えたとき、玄関のチャイムが鳴り響く。
出てみればそこにいたのは、あの日に別れたままの容貌の、しかも巨乳となった女のコ〜エレオノーラではないか!
驚く主人公に、結婚の約束を果たしに来たと告げ、にこりと微笑むエレオノーラ。
実はあの後、彼の父と再会した彼女は、そのときのことを伝え、今でも主人公を慕い続けていることを打ち明けたのだ。
○○であっても約束は約束、果たすべきだと考えた主人公の父は、女のコの両親と話し合い、結婚を取り付け、そして今に至るということらしい。
覚えていたことをありがたく思え……そう口にし、高飛車な態度を取るエレオノーラ。
――と、やはりその豊かな胸に見蕩れてしまう主人公。
こんなにチビなのに、胸ばかり大きいから変と思ったのだろう……頬を染めた彼女は不機嫌そうな表情を浮かべる。
そんなことはない! むしろこれこそ理想だと褒めちぎる彼に、エレオノーラはほろりと涙を零す。
――と、あわててそれを誤魔化した彼女は、ともかく婚約者として不足のないように頼むと口にする。
主人公が婚約の証にキスをしようと切り出せば、彼女もまた、それくらいならばと焦りながらも承諾し、キスをすることになる。
途中から舌を絡めていくと、心地よさから勃起してしまい、エレオノーラの体にそれが触れる。
もしかして最後までするつもりか、と問う彼女に、あまりに魅力的だからこうなったんだと言うと、魅力を感じたのならしょうがないかと真っ赤になりながら、なし崩し的に行為を承諾するエレオノーラ。
これが日本の婚約者の務めだとうそぶきながら、彼女の前に勃起した肉棒を露にする主人公。
これで欠けていたものが手に入りそうだ……彼は楽しげな笑みを浮かべる。