メインの少年二人はそれぞれに、なかなか屈折した青春を過ごしているなあと思うのですが、性に目覚め始めたばかりの多感な思春期の少年達にとって、そうした屈折というのは多かれ少なかれつきものなのではないかと思います。そんな思春期特有の屈折した性が、どこか切なく、甘酸っぱい読後感を残す作品です。このサークルさんの作品はそうした匂いのする作品が多いように感じますが、この作品は特に、話の良さや「間」の描き方の良さもあいまって、印象深い作品でした。もちろんエロ成分も申し分ありませんし(ユニフェチ、部活好きの方には特にオススメ)、アニメ的な絵ではなく写実的な絵柄も、好みは分かれるかと思いますが私は好きでした。機会があれば、この二人の「その後」が読んでみたいですね。
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