叔母が女将を務める温泉旅館を訪れた少年、弘志。 そこは彼の愛する小説『紅の祭』が執筆された郷だった。 「弘志ちゃんの手で、わたしを気持ちよくしてちょうだい」 叔母・雫の熟れた身体に童貞を捧げた日から、作品の舞台を巡りつつ 年上の美女たちに誘惑される少年。 見知らぬ土地で女の味を知るたびに、 夏祭の夜が近づき──。