とある学園――。
“木戸 翔平(きど しょうへい)”は、いつも通りに親友“出原 弦太(いではら げんた)”と深夜アニメの話をしています。
翔平は親友にあいづちを返しながら、ちらりと視線を向けます。
そこにいるのは、眼鏡をかけたクラスメイト“野々原 葵(ののはら あおい)”。
彼女のことは幼少の頃から知ってはいるものの、そこから先の進展はなく、“お友達”というよりも“お知り合い”状態が続いていました。
(きっかけがないんだ。それさえ、あれば……)
そんな翔平とクラスメイトの仲はそこそこで、問題という問題は起こっていません。
――ですが、それは表面上だけのことで。
“翔平”と“弦太”の帰宅後に、クラスは真実の姿を現すのです。
「毎度のことだけど、キョドの相手押しつけてホントごめんね。とはいっても、相手ってほどのことはしてないんだけど」
「当たり前です。誰が、あんなのの相手なんか……」
と“翔平”の悪口を言う“野々原 葵(ののはら あおい)”と“和泉 夏帆(いずみ かほ)”。
そんな二人に数人のクラスメイト達が寄ってきてさらに悪口を重ねます。
「あ、そうだ。キョドがコクれるようにセッティングしてみるからさ、そこでフってやりゃいいじゃん」
男達の遊びにムッとする葵。
そんな尖った葵の気持ちを和らげるように、夏帆は葵の胸を揉んでいきます。
「ひゃっ!? ちょっ……どこ、触って……んんっ」
「相変わらず敏感だね。小ぶりでかわいいし」
そのまま葵の小ぶりな丘に吸いつく夏帆。
いきなり始まったプレイに、クラスの半数ほどは教室から出ていくのですが、淫らな熱にあおられるように残った半数は参加していきます。
「葵ちゃんも素直になろうよ。キョドを仲間はずれにして気持ちよくなっちゃおっ」