【注意】
※この作品には決してエロを期待しないでください!
『時舟』はまるで太宰治の小説を読んでいるかの如き感覚に陥らせます。
ネタバレ防止ではなく、一筋縄ではいかぬ物語なので、中身については触れません。
その代わり、文学が好きな方には、一読の価値があります。
哲学的な内容であり、読者によって色々な解釈ができます。
エロ目的ではなく、幾度となく読み返した同人誌は、私にとって唯一この作品だけです。
短篇ではありますが、三文小説より濃密な読書体験が得られます。
おまけのスケッチ集も、しっかり一つの話にまとめ上げられており、作者の闇を感じさせます。
しかしながら、それは表現者としての大事な要素です。私は大いに支持します。
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