御手洗 章吾(みたらい・しょうご)は、年相応にエッチな事に興味のある男子学生。
だけど童貞。
親友の立見 尚弥(たつみ・なおや)から借りるAVをオカズに、有り余る性欲は自分で処理する……だから童貞。
そんな彼には、香椎 翔子(かしい・しょうこ)という名の、憧れの先輩がいた。
彼女は「清楚」を絵に描いたような、黒髪艶やかな文学少女であった。
翔子は、章吾の幼なじみである香椎 満里奈(かしい・まりな)の姉であり、数年前に満里奈を通じて会った時に、一目惚れしてしまった。
以来、ずっと片思いを続けている。
読書が好きな翔子に少しでも近付くため、章吾は自分も本を読むようになり、同じ学校に入り、同じ図書委員に。
章吾は翔子の恋人になれなくてもいい、そばにいれさえすればいい……そう思っていた。
だが、しかし。
一人の女性によって、章吾の毎日が一変する事に。
章吾の学校の養護教諭、吾妻 聖(あがつま・ひじり)。
きっかけは、展望台にいた聖に章吾が声をかけた事。
彼氏に振られたばかりの聖は、やけ酒の勢いで事もあろうに――章吾の童貞を奪ってしまったのである!
「僕には、先輩という憧れの人がいるのにいい〜〜〜!!」
と嘆く章吾だったが、その後も聖から言われるままに、身体を重ねる毎日。
だって気持ちイイんだもん。
そんな折り、章吾と聖は偶然にも、翔子の重大な秘密を知った。
彼女が最も好きな本――それはなんと、「官能小説」!
見た目は清楚な彼女の頭の中には、実はエッチな妄想が渦巻いていたのだ!!
章吾と聖の前で官能小説の朗読をさせられた翔子は、聖に乗せられるまま、とうとう章吾と……!
こうして章吾の、妄想文学少女と、小悪魔お姉さんとのうれし恥ずかし気持ちいいイチャイチャ生活が幕を開けてしまった!!