「僕の部屋に来ます?」
どしゃ降りの雨。
マンションのお隣さんがびしょ濡れのままバッグの中をまさぐっていた。
髪から雫が滴り落ちるほどに濡れているにもかかわらず、彼女は自身の部屋へ入ろうとしない…いや、入れないのだ。
彼女は聖川香澄。
学校を卒業してすぐに結婚したのだとか。
「このままだと風邪を引いちゃいますよ」
「え? いいの?」
香澄さんのしゅんとしていた顔が、ぱっと明るくなった。
「シャワーをあびていてください。その間に着替えを用意しますから」
「あ、ありがとう〜」
「もしよかったら、孝太くんも一緒にシャワーをあびない?」
「えっ……?」
「このままだと孝太くんも風邪を引いちゃうから、一緒にシャワーをあびましょう」
見慣れた女の裸はどうということもない“孝太”。
しかし当の“香澄”はそうでもないらしく、いやに恥ずかしがっている様子でした。
どうやら男に見られ慣れていないんだろうなと思いながら、まだ手を出したことのない人妻への欲求が……そして“香澄”に抱きつき秘部の愛撫を始める“孝太”。
突然のことで驚き“孝太”を離そうとする“香澄”ですが、その愛撫の前に力が入りません。
やがて絶頂してしまう“香澄”
この後“孝太”は、リビングで“香澄”とセックスをしようとするのですが――。
「な、あっ……何やっているの、あんたたちっ!」
訪ねてきた叔母“真理子”にその現場を見られてしまい……。