前作よりも更に増した同人レベルではない極めて高い文章力。カテゴリR18になってますが極めて高レベルの純文学だと思います(でも読みやすいよ)
主要の男女5人の絡み合う人生、絡み合わない思い。そして恐らくはまだ無自覚であろう想いに満たぬ一方通行の思い。
それぞれに問題・逆境を抱えながらも悲壮感に酔わず絶望せず、健気に前に進む姿に心打たれます。群青の夜明けを迎え幸せな方へ進めるよう、この子等の友人の様に、親のように祈る気持ちです。
場面場面が目に浮かびやすく、じんわり染み入る、質の高い邦画を見終えたような気分です。
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