著者さんの前書きによると今作のテーマは「ケツで抱くような雄々しさ」とのこと。
読む前は「はて?」と思っていましたが、読み終わった後にはオヤジたちの深すぎる慈愛に骨抜きにされておりました。
掘られているのは向こうなのに男らしさ・包容力が半端じゃない。強く、優しく、年齢を重ねたオヤジだからこそできる愛情表現。収録されている2編は方向性こそ違うものの、「お前のすべてを受け止めてやる」という溢れんばかりのメッセージが詰め込まれています。
著者さんの業深きまでの父性愛へのこだわりが感じられる一品です。
このレビューは、
2 人中、
2 人の方が「参考になった」と投票しています。(キャッシュの都合上反映に時間が掛かる場合があります)