雌雄を決する 後編

「アアッ、もうっ、ダメだって、そこはヤバいっ！」「何がヤバいんッスかッ？ 先輩、ケツは感じないんじゃなかったッスかッ？」

男×男の下克上セックスの罠に堕ちた体育教師！ 年下の体育会野郎たちに犯され、その心と体は肉欲の奴○となる！ 教師と生徒、先輩と後輩…逆転する立場と共にますます燃え上がる欲情…長編ヤリまくり物語、ついに完結！

男子高校レスリング部の顧問で体育教師の土佐は、かつての教え子で今は社会人アメフト選手の東藤と交際中であった。しかし、土佐を慕うレスリング部員の克樹と、東藤の後輩である祐人との出会いが、二人の関係性に淫らな変化を生じさせ…。

土佐と祐人の淫らな秘め事は、東藤にバレてしまっていた。祐人は東藤から制裁を受け、全身剃毛とアナル拡張の画像を撮影される。それを突きつけられた土佐は、東藤のS性に慄き、罪悪感を誤魔化すように、欲望のままに抱かれる。

しかしそこに、クローゼットの中に潜んでいた克樹が現れた。「か、克樹っ！ なんでっ、これはっ！」「もっと近くで見ていいんだぜッ。遠慮すんなよッ。土佐先生、スゲえヤラしい格好してるだろッ」それは東藤による制裁で、土佐の浮気を許してはいなかったのだ。

以後、東藤が留守にしている間、土佐は克樹に恥辱的な格好で犯されることになる。勝手に男と遊ばれるよりは、「お前が先生を満足させてやってくれよッ」と、土佐の相手に克樹を指名したのだ。行為中、土佐の痴態は克樹に撮影され、その画像は東藤に送られていて…。

ある日、克樹は東藤に「土佐先生には幻滅したッス…俺、東藤さんが好きなんッス！」と告白する。予想外の展開ながらも、東藤は「たまには、若いケツを犯すのも、いいかもしれねぇなッ…」と、克樹を受け入れる。しかし、克樹の目的は真逆で、「さっき東藤さんが『抱いて』やっても構わねえとか言ってましたけど、東藤さんが俺に『抱かれる』んッスよッ」と、東藤の体を無理矢理に…。

東藤からのお仕置き以降、すっかり土佐は従順であった。M性を目覚めさせたかのような土佐に、東藤は物足りなさを感じる一方、克樹にケツを犯された初めての快感が、忘れられずにいたのだった。

そんな東藤は遠征中に、泊まっているホテルに祐人を呼び出す。東藤はやり過ぎた制裁を詫びると、「お前の気が済むように、俺にもお前と同じ目に遭わせてくれ…」と祐人に申し出るのだった。祐人は困惑しながらも、流されるままに東藤の股間を剃毛し、やがてケツ穴へと関心を向ける。本気で抵抗しない東藤の態度から、真意を汲み取った祐人は、いきり勃ったモノをその穴へと…。

一方、克樹による土佐への仕置き行為は続いていたが、不思議な変化が生じていた。土佐は克樹がやって来るのを待ち侘びるようになり、克樹もまた年上の教師を犯すことに興奮を覚え始める。「誰のチ◯ポが欲しいんだよッ。アイツのが欲しいのかッ、それとも俺のチ◯ポかッ？」克樹は土佐を自分のモノにしたような征服感に満たされて…。

野郎が野郎に犯される濃厚な性描写を得意とする、人気ゲイ作家・居向田太牟が描く恥辱と興奮のゲイ小説！ ゲイ雑誌月刊G-men No.147誌上にて発表された本作が配信！

『「先生は顔も男前だし、ガタイだってスゲえマッチョだし、性格だって男らしいし…。でも、ココは淫乱なメス穴なんだろッ！」
強くて頼もしくて逞しくて、男としての憧れの存在だった土佐の『男』としての部分を、克樹は尊重しながらも、土佐のその卑猥な一部分を責め立てる。
「チ◯ポ好きの淫乱なメス穴だって認めてみろよッ！ そしたら大好きなチ◯ポをぶち込んでやるぜッ。両手で自分のケツ拡げてちゃんと『おねだり』してみろよッ」
克樹が奥まで突き入れた指をグニグニッと動かす。勿論、そんな刺激では土佐の疼いた肉体は満足出来ずに、その物足りなさがもどかしく焦れさせる。
「ああぁ…、そ、そんなこと言えねえよっ…、か、勘弁してくれっ…。ンアアッ！」
素直にならない土佐に苛立つように、克樹の指がグチュグチュッと、土佐のケツ穴の中を激しく掻き回す。
「ああっ、ダ、ダメだッ、も、もうっ、俺っ…」』（本文より）