読み応えのある量。それでいて、すっと入ってくる物語。
読み込もうとしなくても、気づけば物語の中に没頭していました。
物語は告白された男子の視点で進んでいきます。
彼から見た幼馴染の表情やことばの意味に切なくなり、
彼が幼馴染に見せる表情やことばに胸がキュンと締め付けられ、二度、三度と悶える。
話の展開や彼らの感情描写が丁寧で、それらを効果的な絵と構成がダイレクトに伝えてきます。
作者自身が説明しているように、エロが中心ではないけれど、綺麗な筋肉をまとった体はエロく、やりすぎない行為も十分エロい。
男らしい顔も髪も毛の描画もタイプ過ぎて、私は彼の匂いを嗅ぎたいし何なら感じられます。
べた褒めですが読後、感想を書いていてうるっときました。
思春期男子の感傷。場面に一貫して流れているその余韻が好きです。
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