「こんなに年齢差があって、その上離れ離れで上手く行くの?」
「本当に本当に治さんが最後の男だと思えるの?」
「若いんだからいつか物足りなくなるはず」
「いろんな障害がなくなって結婚に至ったら、燃え上がる恋心がなくなったら」
「…ただのオッサンにしか見えなくなる」
「愛する人を失う治さんの姿をもう見たくない」
彩子さんに突き付けられた言葉の数々が私の胸を抉って行く。そんな事ないよ!私はずっと加賀さんの事、好きでいるもん!そう…言いたかったのに…なんで言えなかったんだろう……。
※この作品は【秘密の恋愛授業】vol.103でもお読みになれます。