水をかぶれば女、お湯をかぶれば男になる淫魔(主人公)の元に、使い魔、ディア・ミーが帰ってきた。 「……で、獲物は見つけて来たのだろうな」と淫魔が問うと、元気いっぱいに「はい! そりゃもう!」と、ディア・ミー。ご主人様は好みがうるさいから苦労したと無駄口を叩く、ディア・ミーを黙らせ、獲物の写真を催促すると、三枚の写真を手渡された。 学生、ナース、警備員……、今回は意外に上玉が揃っている。今宵は楽しめそうだ……、とほくそ笑む淫魔だったが……。
■淫魔(女バージョン) 人間の精を吸収し、糧にして生きる種族。 彼女(=彼)は、種族の中でも特殊な個体で、性別がなく、お湯をかぶれば男に、水をかぶれば女にメタモルフォーゼする。 基本的に夜行性で、人間の女性の精を求めて人間界を徘徊している。
■淫魔(男バージョン) お湯をかぶり、男になった淫魔。