イントロダクション
明朗活発、いつ見ても太陽のように明るいさつきと、沈思黙考、人形のように大人しいゆかり。あまりにも対照的なこの二人が双子の姉妹だと知ったのは、大学時代、さつきとつきあっていたときだ。
さつきのことは嫌いじゃなかった。なんというか、気がつけば隣にいるような、空気みたいな存在になりかけていたんだ。 そんな時に俺の元へ来たゆかりは、あらゆる意味で新鮮だったが、ゆかりはゆかりでまた恋人という雰囲気でもなかった。やりたいときに呼べば来る都合のいい女。
当然俺はさつきにばれないようにと色々気を遣ったわけなんだが、実に奇妙な関係だったと、今になって思う。
「フォローするのは当然でしょ? 元カノの妹なんだから」
主人公と同じ職場の会社員で双子の姉。サバサバした性格で突き抜けて明るく、行動も軽率で子供っぽいところがあるので年齢以下に見られることが多い。
主人公とは大学時代に一時期付き合っていたこともある。 寂しいのが嫌いで、一人身になっては男を選ばずに作っていたので、一部からは「誰とでも寝る女」と陰口を叩かれている。
「オモチャとして生きていくことが私の幸せなんです」
主人公と同じ会社の後輩。さつきの双子の妹。美人ではあるが、個人主義で自立した性格から異性を寄せ付けない雰囲気を持っている。
極度のMでオナニー狂いでもある。処女を奪ったのは初体験をしたがっていたゆかりが最も身近にいた異性であるさつきの彼氏だった主人公であった。