主人公の八白春人(やしろはると)は、スポーツ万能、成績優秀、容姿端麗、芸術の才能に優れ、性格も温厚で人望も厚く、しかも大企業の御曹司で、誰からも慕われ、そして憧れの的である。
しかし、そんな彼には弱点があった。彼は、極度に疑心暗鬼で重度の自分コンプレックスの持ち主だった。どんなに周りの人間が自分をチヤホヤしようとも、それを全く信じる事が出来ない。
そんな彼だから、そのモテ度とは反比例して女性経験は皆無だった。その見た目のイメージとは正反対に、女性に対しては全くの奥手で鈍感で怖がりなベタな童貞そのものだった。
そんなある日、なぜか主人公争奪花嫁オーディションが開催される事になってしまった。真剣に主人公の花嫁さんになりたい女子が大量にエントリーされていた。最終的にはあらゆる試練を乗り越え、激戦を勝ち抜いた精鋭5人の女の子が揃った。
同級生でお嬢様な水引かなえ(みずひきかなえ)
上級生で気の強そうな白椋結美和(しろむくゆみわ)
下級生で小悪魔な柳樽ゆいの(やなぎだるゆいの)
唯一の他校生。同学年で気弱な工藤 三々(くどうみみ)
同級生で変わり者の扇藍華(おうぎあいか)
そしてこの5人によって『新婚委員会』なるものが結成される事になる。『新婚委員会』とは、誰がいったい主人公の花嫁としてふさわしいのか、徹底的に話し合い、競い、奪い合うための委員会であった。この会は定期的に開かれ、毎週誰が主人公の家へと通い妻をするのか決めるのだ。こうして夏休みまでの数週間を過ごしてみて、誰が花嫁さんにふさわしいか決定する事になった。
誰が一番に主人公を愛し、そして愛されているのか?
繰り広げられる女の子同士の熱い恋愛バトル! 生き残るのはどのコだ?!
そして主人公の命運はいかに?