どんちゃんがきゅ〜

●純 紀子（すみ のりこ）
（CV：まき いづみ）

本作のヒロイン。
三年生。男子にも女子にも「どんちゃん」というあだ名で呼ばれています。
いつもほんわりと笑っている女の子です。
今回の彼女の役どころは、各種の障害に耐えつつひたすら彼氏を慕う健気なヒロインです。といっても湿っぽく「くくっ……！」と耐えて涙するのではなく、ニコ目の涙目で「ひ〜〜〜ん」とやる取り回しです。
また、彼女は非常に「出来た人間」です。この物語では、その出来人としての部分をあれこれと試されることになります。
エッチなことにまったく耐性がないため、その手の話をされるとすぐにのぼせて「きゅ〜」となってしまう。
実はちょっと「酒乱」の気があるらしい？

●純 真路乃（すみ まじの）
（CV：木村 あやか）

紀子の妹です。一年生。
たいがいのことはチャキチャキとこなすスーパー妹で、トロい姉の保護者をもって自ら任じていますが、実は精神的に大きく姉に依存している、というステロタイプです。
いわゆる「お姉さんべったり」ですね。このあたりのスーパー妹ぶりが、今回の真路乃の活躍のメインディッシュです。

●佐藤 俊夫（さとう としお）

紀子の交際相手。24歳。本作の主人公……ではありません。「本作のヒロインのお相手」です。
職業は人形原型師。いわゆるモデラーではなく、昔ながらの人形職人です。ただし趣味は「モデラー」的で、アマ時代はガレージキットの原型を作ったりしたこともあります。
一人称は「ぼく」、二人称は「あなた」。だいたいにおいてていねいなですます口調でしゃべります。
若年寄性格です。激しいところが皆無な、円熟に老成されたその性格は、まるで仏様のようです。紀子とのカップルは極楽アベックというか仏様夫婦というか、非常に温和なものになります。

●シュリさん
（CV：奏雨）

北海道出身の29歳。俊夫と同じ職場に勤める先輩。
性別不詳なむさくるしい外見ですが、実は女性、しかもなかなかの美人です。
紀子との交際が始まったあたりで、俊夫を誘惑する「敵キャラ」として動きはじめます。

●親方

「親方」こと柳木誠人（やなぎ まこと）。俊夫の勤務先の社長。
遊園地・テーマパークの世界ではその名を知らぬ者なき第一人者です。
身内では「親方」、外部では「ヤナギ社長」ですが、業界内では単に「社長」だとか「御大」で通ってしまうほど存在感のある人物です。
口調は九州弁と江戸訛りがラフに混じったとても荒っぽい感じです。

●真柄 亜利美（まがら ありみ）
（CV：青山ゆかり）

前作『さかしき人にみるこころ』のヒロイン。三年生。紀子の気の合った友人。
「クールビューティー」のひと言がよく似合う知性派少女。
紀子と同じく図書委員を務めている。

●勾坂 一重（こうさか かずしげ）

前作『さかしき人にみるこころ』の主人公。三年生。
すらっと背の高いイケメンで博覧強記な優等生、かつ誰からも好かれる好人物。
亜利美の所属する図書委員の仕事を手伝うのに伴い、紀子・真路乃とも友人になっていく。