フィーリス城の主、フェルザーは人間から魔王と恐れられる存在。
人間嫌いな彼は周辺の町を破壊したり、側近のじいさんの残り少ない毛髪を抜いたりと、
気ままな毎日を過ごしていた。
ある日、人間の町から適当に略奪してきたものを調べていると、
見たことのない道具が混じっていた。
側近のガレフから「マージャン」という人間の遊びだと聞かされて
すぐさまデストロイしようとするが、それはただの玩具ではなかった。
対局後、孕ませリーチで勝った相手(魔族)に中出しして孕ませれば、
何故か特殊な魔物が生まれてしまうという呪いの雀具(じゃんぐ)だったのだ!
とりあえず、呪いを信じていない側近のカルデリーズで試してみると、すぐに特殊な子が産まれた。
効力を目の当たりにしたフェルザーは暇つぶしにこの雀具で遊ぼうとするが、
彼の部下である女魔族たちはどこか乗り気でない様子。
ところが、麻雀で勝てば1日だけ何でも言うことを聞いてやるという
条件をつけてしまったから、さあ大変。
女魔族たちは一斉に麻雀の腕を磨き始め、さらにはこの話を聞きつけた勇者たちまでもが、
世界平和のために参戦。
世は、麻雀戦国時代に突入したのであった。
ポン!