基本的に女体化ものの作品というのは大抵が様々な男性などに犯される抜きゲーが殆どですが、本作はしっかりとしたシナリオの元に作られたゲームのため、そう言うのが苦手な方でもあまり抵抗無く読み進むことが出来ると思います。
イラストや、少ないながらもここぞという場面で聴かせてくれる良質のBGMもさながら。
何より女性になったヒロインの戸惑いや、主人公などを含めたキャラクターの年相応の心境の描写、地の文章に於いても解りやすい説明や、時々クスッとくる冗句が読み手を飽きさせない名作です。
一つだけ残念なのは、ページ毎の文章が変なところで途切れてしまうところ。これは今後のアップデートに期待しております。
ただ、個人的にはこうした「最後の最後までしっかり読まないと見逃してしまいそう」な作りのお陰で、余すことなく物語を楽しめました。
2013年5月3日現在はGWキャンペーンの関係で価格が低くなっておりますし、そうでなくとも購入するだけの価値は十二分にあると思います。