同作者さんの「嫁が義父に犯されていた」が良かったので立て続けに3作ほど購入してみてみえてきたことですが、同作者さんは性欲より愛欲のほうに重点を置いて作品を作っているように思いました。
本作をあらすじだけ追うと履いて捨てるほどある寝取られ物なんですが、ヒロインが快楽にからめとられて堕ちていく最中においても、必死で田舎にいる彼氏の顔を思い出して逃れようとするところが、最後まで恋人を想っている様で、それでいて、次第に彼氏の顔が朧げになっていって、最後には思い出そうとしても輪郭もおぼつかなくなってしまう様が切ない。
しかしその一方で、痴態を写メに取られて彼氏に送信されてしまったとき、「ヒドい!」というセリフが出るということは
最終的には性欲よりやはり愛情だったのか。しかし最早破局確定の状況でこの結論がなおさらにやるせない。
ワンパターンな寝取られ物は読み飽きたと思ってましたが、表現の仕方次第なんですねぇ。
ラスト淫堕ちしたヒロインが阿保みたいな顔で「もっとぉ」とか言って終わる寝取られ作品は食傷気味もいいところですが、
こういう作品ならまだ読んでみたいかなぁ、と思いました。
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