なぜ俺達なんだ…普通に生きてきただけなのに…何がいけなかったというのか…
愛する恋人のあいがいて、俺を慕ってくれるあいの妹こころがいて…
ささやかな幸せを望むことも許されないのか…なぜ俺達は全てを奪われなければならなかったのか…
俺が愛したあい、大好きだったこころちゃんはもういなくなってしまった…
中村誠二は交通事故を起こし入院した。誠二には入院費と事故相手である富岡への多額の借金が重くのし掛かる。
事故を起こしたせいで不安な事は山積みだが誠二には恋人のあい、あいの妹のこころが献身的に支える。
あいとこころ、二人さえいてくれれば大丈夫。頑張れる。乗り越えてみせる。そう誠二は思っていた。
富岡の妻・雪乃が誠二の元に来るまでは…
「バカな男だ…」富岡の妻・雪乃はつぶやく。体にはあの男・中村誠二の体温が残っている気がする。
誠二は借金を肩代わりする代わりに雪乃を抱いてくれという雪乃の申し出を受け入れ雪乃を抱いてしまった。
ままごとのような愛しか経験していないからこんなにも簡単に他の女と関係を持ってしまう。
それが一番の裏切り行為であるという事を中村誠二は気づいていない。
私と夫・富岡の愛はもっと深い…私は富岡の従順で淫乱な雌犬…早くこの事実を報告しなければ…
私の体に刻み込まれた中村誠二の肉棒の感覚を忘れないうちに…そうしたら私は富岡からご褒美をもらえる…
富岡の元へ急ぐ雪乃の股からは誠二の精液が垂れ落ちる。
雨の中、あいは傘も差さずに体を震わせていた…誠二と雪乃の秘め事を目撃してしまったのだ。
ショックのあまりその場を走り去ることしか出来なかった…
信じていた誠二に裏切られ、あいはもうどうしていいの分からなくなってしまっていた。
そんな中、あいは富岡に声をかけられる。富岡の言われるままにあいは富岡の自宅へついていく…
この時にはもうあいは正常な判断が出来なくなっていたのかもしれない…
富岡は自宅で若い身体をむさぼった余韻に浸っていた。傍らには精液まみれのあいが横たわっている。
誠二と雪乃の関係を知ってしまったあいは案の定失意の底にいた。そんな女をおとすなどたやすいことだ。
所詮若者の愛なんてこんなものだ。声高に愛を訴えても少しのほころびからあっけなく堕ちてしまう。
現実を受け止めきれずに快楽へと逃げる…恋人ではない男に身体を許すという裏切りを犯しても…
心が弱っている女はやりやすい…この女も妻・雪乃のように○教して淫乱な雌犬にしてやる。
しかし、まだ足りない…この肉欲を満たす為にはもう一人くらい生贄が欲しい…
富岡はいやらしく笑うと携帯電話を手に取り電話をかける。
やがて携帯電話の向こう側から聞こえてきたのは可愛らしいこころの声だった…
こころは富岡の自宅へと向かっていた。姉のあいが具合を悪くし自宅で休ませていると富岡から連絡が入ったからだ。
こころはあいも誠二も大好きだった。大好きな誠二がケガをして、今度はあいの具合が悪い…
素直なこころを呼びよせるにはそれで十分だった。
こころは不安で張り裂けそうになりながらも富岡の自宅へと急ぐ…
これを境に、あいとこころの消息は途絶える…
気がつくと誠二は見知らぬ家にいた。猿ぐつわをされ椅子にに拘束されている。
連絡が取れなくなってしまったあいとこころを探して二人が住むマンションまで来たところで記憶が途切れている。
富岡と雪乃が誠二を楽しげに見つめている。そうか、ここは富岡の家か。でもどうしてこんなことに…
女の喘ぎ声が聞こえる…いや、女達の喘ぎ声だ…喘ぎ声のする方向を見て誠二は思考が停止する。
あいとこころだった…
あいとこころは全裸で互いの股間をこすりつけ合い嬉しそうに喘ぎ狂う淫乱な雌犬へと堕ちていた…
なぜだ…あいが…こころが…こんなことに…
耳元で誰かの声がする…
…中村誠二さん…全部貴方が悪いんですよ…
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