『好きが日常だなんて素敵でしょ?』
ヒロイン全員が一途に努力する女のコ、努力する才能が恋愛に向いたら……
主人公に愛されようと一途に努力する、勝手に他の女のコをライバル視して、可愛いヤキモチも。
●ストーリー
主人公、蒼井翔は美術(絵画)の特待生として櫻乃杜学園に籍を置いている。
しかし、入学後すぐにフィギュアに魅せられ、造形の二次創作にはまってしまう。
成果らしい成果を出していない翔に対して学園は――
『次のコンクールで入選しなければ特待生資格を剥奪する』
それを知った両親は、絵に集中できるよう寮へと押し込める。
寮には造形のための設備がない、これでは満足な創作が出来ない!
ホビフェスに出展するためにも家に帰ることは急務!
仕方がないからコンクールに出るよ! と邪な考えから決意する。
これでまで翔は、見た物を見たままに感じたままに生まれ持ったセンスと
感覚のみで絵を描いてきた。それは十分凄いことであり才能ではあるが、
造形で二次創作を経験したことによって考え方が変わっていた。
二次創作においてもっとも大切なのは、キャラへの愛!
そのキャラがどういう人物なのか、なにを考えどう行動するのか、
またバックボーンとなる背景には何があるのか、作品世界に対する深い造詣が
あるかないかで作品の出来映えは天と地ほどの差が生まれる。
コンクールのモデルを女のコに決める翔だが、ただ座らせて
スケッチするのでは意味が無い。何気ない仕草やその子が本当はどういう
性格なのか、考え方をするのか、なにを思いなにを秘めているのか
どういうバックボーンを持っているのか、それを知るべきだ。
絵を描くのはそれが整ってからだ! と考え女のコの観察をはじめる。
観察が進むにつれ女のコの内面に触れ、悩みを知っていく翔。
果たしてコンクールで入選できるのか!
そして女のコとの関係は!?