第七弾は、長男、健が中心となっていて、フクちゃんとの慣れ染めや別れ、
アルバイト先の衛と慧との出会いなどが描かれています。
読んだ感想としては、健の感情がようやく前を向いたような気がして、良かったと思いました。
また、ワタルに想いを寄せていたシュウのエピソードが描かれていて、
本筋である海原家との関わりは感じられないものの、物語に厚みが出ている印象を持ちました。
父、一郎は面倒見の良さが見られる一方、フクちゃんとの関係がどうなるのか、
次男、康はアルバイトを始め、新たな生活をスタートさせていましたが、
カズヤと瀬戸との関係はますますアンバランスになったように思います。
三男、第は相変わらずヒロキと仲良しの様子ですが、高校生活が始まり、
ヒロキとの関係を含め、新たな展開が楽しみです。
エッチな要素もありますが、登場人物それぞれの感情が丁寧に描かれているので、
ストーリーを重視したい方にお勧めの作品です。