どこにでもいる寝取られ夫婦のお話

ルックス、体力、頭脳、どれも平均以下だが誠実な男、昌史は高校三年生の時、一人の目立たない少女、真由子に恋をし、必死の思いで告白した。
真由子はその告白を受け入れ、二人は微笑ましい純愛カップルとして交際し愛を育む。

お互いにあなただけと誓って、精神的な結びつきを強める二人だったが、大学生となり、大人の世界を覗くにつれてやがて真由子は男達の視線を集める『いい女』となっていき、二人の関係にも変化が生じてくる。

疑うことを知らない素直な性格の真由子には男の手が伸び、激しい嫉妬と揺らぐ人生観の中で、やがて二人は『寝取られ』への道を歩み出す。
男としてロースペックな昌司と、ハイスペックな身体を持つ真由子。その下半身の現実に向き合った時、皮肉にもそれは二人がお互いに『いちばん気持ちよくなれる』愛の形だった。

あれよあれよという間に真由子の股間には何本ものチ○ポが突っ込まれ、寝取られの坂道を転がり落ちる中で、やがて二人は自分達の運命を受け入れ、さわやかな純愛カップルだった二人はいつしか歪んだ愛情で結ばれた変態寝取られカップルとなっていく。

社会人になってからも真由子の寝取られは続き、職場でのセクハラ、歳上の男との不倫、そして思わぬ妊娠などの試練を乗り越え、アンバランスな二人は無事に結婚までたどり着くことが出来るのか。
そして結婚して夫婦となった後、真由子の下半身は夫だけに忠実でいられるのか。

切なく、悲しく、情けなく、けれども勃起してしまう寝取られ体験を詰め込んで、哀れな寝取られ男の半生と、寝取られ夫婦の生態を暴露する。

寝取られはただのセックスではなく、ストーリーの中からしか生まれない。
だからこそ愛のある寝取られ物語に命をかける寝取られ小説家八ヶ岳が、自らの寝取られ体験を元に再構築したフルボリュームの長編。

寝取られとは何か。
なぜ寝取られ男は、愛する女性を奪われて感じてしまうのか。
そしてなぜ女は、見知らぬ男に身を任せてしまうのか。

その永遠の問いに答えるため、世界中の寝取られカップルにこの体験記を捧げる。


目次

プロローグ

§1 純愛を貫いて結ばれたけれどセックスは盛り上がらず……

§2 酔い潰れた彼女はトイレの中で見知らぬ他人にパンツを降ろされ……

§3 便座の上で足を開いた真由子は生まれて初めて男に中出しされ……

§4 見知らぬ他人に中出しされてしまった彼女を問いつめる私は知らぬ間に興奮し……

§5 寝取られの傷は、さらなる寝取られでしか癒すことは出来ず……

§6 目の前で自分の恋人に中出し射精されたみじめな男は……

§7 カラオケボックスに男と二人で入った彼女は結局帰って来ず……

§8 工場地帯の一画に停められた車の中、彼女は二人の男にしたい放題にされ……

§9 最愛の恋人が妊娠させられる様子をよりによって私はビデオ撮影し……

§10 成人映画館に入った私達は怖くて固まってしまい、そこで男達の餌食に……

§11 妊娠した彼女は男との関係を続けることを当然のように望み……

§12 ブラック企業で働く彼女の身体は男性社員のものになり……

§13 女の身体はどんな男でも平等に迎え入れ、そして真由子は……

§14 二泊三日で海に遊びに来た真由子は他人のチ○ポでヤられまくり……

§15 信頼できる先生だからと言ってモデルになった彼女は結局すべてをさらけ出し……

§16 浮気の罰ゲームでハプニングバーに行ったはずが予想外の展開になり……

§17 結婚式を二週間後に控えた真由子は二人の男をかわるがわる受け入れて……

§18 新婚二ヶ月目の花嫁の股間は、あっけなく見知らぬ男のモノを迎え入れ……


（この作品は、過去に八ヶ岳昌司がブログに掲載していた寝取られ体験記をもとに再構成したものです。ブログは現在休止中となり、この物語は再掲載の予定はありません。作家自らの寝取られ人生を色濃く反映した作品ですので、冷静な精神状態では書けず、通常の二倍の嫉妬が込められています）