昨今の催眠物が非常にお手軽催眠であっという間に堕ちる事が多い中
ねちっこく時間を掛けて誤認・意識改変を繰り返し、非催眠状態でも
影響が出てくる様を描いた点はとても素晴らしい
しかしここまでしておいて最終的に主人公と催眠の対象になった人間が
これからどうあるべきかを模索する終盤のストーリーは少々違和感を覚えた
終盤になるにつれ主人公のモノローグも多く、ややくどい印象
抜きゲーとして色濃いジャンルである催眠を全面に押し出したタイトルだからこそ
そのへんはシンプルに「どう調教するか」程度に抑えてもよかったのでは?
じわじわねちねちした長期の催眠調教が魅力のこの作品、抜きゲーとしては少々変化球だが
真綿で首を絞めるように徐々に追い詰めていく様はとても興奮します