タイプの違う二人の幼馴染の少年達を描いた作品ですが、二人の微妙な距離感がとても上手く描けていると思います。主人公の子は若くしてなかなか屈折した性癖を獲得してしまっていて、エロシーンなんかはこの子の将来大丈夫かと心配になっちゃいますけど(笑)、しかし読後感は実に淡くて切ない、という作者さんの独特の世界が出ていると思います。以前の作品では「部室に鍵かけて」に近い雰囲気ですね。なかなかほかに無い独自の作風を確立されている作者さんだと思いますので、今後も楽しみにしています。
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