北原雅之は、カメラマンである。昔はそれなりに夢や野望があった。
しかし今は、生活のため三流SM雑誌のグラビアを撮って生計を立てている。
そんな雅之へ訃報が届く。
ドイツに住む義理の妹、マリノからの知らせだ。
ドイツ人画商と再婚していた雅之の母が死んだらしい。
とるものもとりあえずドイツへ向かう雅之。母の亡骸の前で悲しみに沈む兄妹。
しかし、その悲しみすらつかの間の安息だったのかもしれない。
高級乗用車からあらわれた黒い服の男達の一団が、マリノをさらっていったのだ。
1年前に死んだ養父、ラルフ・パレンバーグは、男達に「飼育」という絵を手に入れる約束で1億円を前渡として受け取っていた。
「飼育」とは、日本が世界に誇る稀代の縛り絵師故沢渡博之の描いた絵である。
母が亡くなった今、男達は「飼育」を手に入れるか1億円を返すかを、雅之にせまる。
それがかなうまでと、マリノを連れ去ったのである。雅之は途方に暮れる。
どちらも、今の雅之には果たせることのないように思えるからだ。
そんな雅之の元に李麗蘭(レイラ・リー)という女があらわれる。
音声 | アニメ | ||
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シーン回想 | CG回想 | ○ |
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